31.1.12

氷のキャンドルホルダー


暖冬が続いていましたがついに本当の冬が来ました。
今朝の気温は-7度。最高気温も-3度までしか上がらず
しばらくこの寒さは続くようです。

寒いのならその寒さを楽しもうと『氷のキャンドルホルダー』を作りました。
この寒さではビオラもしなだれてしまいますが、
そんな花を摘んで部屋に飾ると綺麗にもどります。
その花を水の中に入れてあとは外に置いて凍るのを待つだけ。

風でキャンドルの火がすぐに消えてしまうのでベル型のガラスをかぶせてみました。


キャンドルの消費量はヨーロッパの中でも北になるほど多いと言われていますが
オランダもかなりの量のキャンドルを消費する国です。
レストランやカフェでは冬だけでなく夏もキャンドルが灯っていますし
夜だけではなくお天気の良い日中にも灯っています。
私も冬の間は毎晩キャンドルを灯しますが
日中にお庭でキャンドルを灯すのは初めてです。
やってみると中々素敵ですね。
氷のキャンドルホルダーもこの寒さで溶けそうにないので、しばらく楽しめそうです♪

27.1.12

水栽培のヒヤシンスが咲きはじめました。

ヒヤシンスを育てると倒れるくらい大きく育ったりしませんか?
そんな球根は特上の球根。芽出し球根に使われるのはこのタイプの球根です。
この球根よりひとまわり小さいヒヤシンスの球根もあります。
こちらは安価ですが小さい花しか咲きません。


私はこの背の低い咲き方が好きでいつもこの『安い方の球根』を探します。(笑)
↓これは去年の水栽培。こちらも小さい球根です。


そして色はいつも白。でも最近ピンクにも惹かれるようになりました。
来年はピンクにしようかな~♪

26.1.12

ワイルドストロベリーの種まき


ワイルドストロベリーの種をまきました。
2週間経っても発芽しなかったのですこし心配でしたが
小さな種は発芽に3週間かかるものもあるので様子を見ていました。
3週間目にやっと発芽しました♪

ワイルドストロベリーは森に行ってもたくさん採れないし
マーケットでも実が売られているのを見たことがありません。
近くの農家で自家製のワイルドストロベリージャムを買って食べたことがあるのですが
スーパーで売られているワイルドストロベリージャムとは比べ物になりませんでした。
これが同じ実から作られたものかと疑うほどすご~く美味しかったんです。
なので是非是非、自家製のジャムを作ってみたいのですが
ジャムを作るにはかなりの量の実が必要ですよね?
でも、あのジャムを目指して頑張りま~す!
と意気込んでいますが、鳥たちとも戦わないといけないだろうし
ちょっと自信ない。(笑)

25.1.12

そろそろ満開です。


ちょっと前に投稿したムスカリがどんどん開花してきました。
ガラスのクローシェの天辺まで成長したので、これを外してみると
ふわ~っとムスカリの良い香りが♪

水栽培できる球根たちのお陰で冬でもインドアでガーデニングができるようになりました。
間近で花を感じられるし、私にとって冬には欠かせない存在です。
これからインドアの球根たちがどんどん咲き始めます。お楽しみに。

24.1.12

部屋に花を飾ろう

普段から切花を部屋に飾るオランダ人。
義母も「家(House)に花がないのは家(Home)ではない」と言います。
日本では切り花は高価ですから、いつも家に花を欠かせないということは結構大変ですが
オランダでは切花がとても安いので週に一度切花を買うことは決して贅沢ではありません。

私自身はどうかというと、春、夏の間はお庭の花を切ってきて飾ることはあっても
お花屋さんで切花を買って飾ることは年に数えられるくらいでしょうか。
お花屋さんの切花よりもお庭の花の方が好きだからでもありますが
切花を買ってきて飾り、花が終われば捨てるという行為、
そしてそれを繰り返すということがどうしてもできないのです。
それと同じ気持ちで1年草を買うことも躊躇うことが多いです。
半年お付き合いしただけで捨てることができないのです。
今も2年前のパンジーが裏庭の鉢の中で育ってます。(苦笑)

前置きが長くなりましたが、急にお部屋に花を飾りたくなりました。
切花はやはり苦手なので、鉢植えで来年もまたその次の年もお付き合いできそうな花を
探してきました。プリムラかシクラメンで迷いましたが、クラッシカルな気分だったので
シクラメンを選びました。


去年のバレンタインデーにガーデンセンターで貰った赤い小さなシクラメンも
まだ裏庭で咲いていて長くお付き合いできそうです。
部屋に花があるってやっぱり素敵ですね。

23.1.12

Haarlem ハーレム


マンハッタンの北部のハーレムはオランダのハーレムにちなんで
オランダ人移民がつけた名前だそうですが、マンハッタンの方が知名度が高いですね。
ここはオランダのハーレムです。
去年の10月にお出かけしてきましたがずっと投稿するのをさぼってました。
9月末に行ったドイツ旅行もまだです。今年もどうやらこの性格直りそうにありません。
気長にお付き合いくださいね。

この古い街が好きで今までにもう何度も来ています。
だから今回は美術館などの観光スポットへは行っていませんが
街の様子を紹介します。

アートデコの趣きがあるハーレム駅

ハーレムはアムステルダムから電車で20分。
またハーレムからライデン行きの電車に乗ると、チューリップが満開の時期は
一面のチューリップ畑を見ることができます。

聖バフォ教会
14世紀建造のゴシック様式の教会で世界的に有名なミューラー作の
パイプオルガンがあります。
パイプの数が5000本、シューベルトやモーツァルトが子供の頃に弾いた記録が残っており
現在でも著名オルガニストの演奏会が開かれています。


目的もなく、ぶらぶら散策。



↓このターバンをまとった人形があるところは、


薬局の印。人形は必ず口を開けています。中には口の中に薬が入っているものも。
ここは今でも薬局で、外から写真を撮っていると、中もどうぞと勧めてくださいました。
この蛇も薬局には必ずあったものです。
アスクレピオスの杖から来ています。
ギリシャ神話に登場する名医アスクレピオスの持っていた蛇を巻きつけた枝で
医療の象徴として世界的に広く用いられているシンボルマーク。


1849年からの薬局。博物館ものですね。

お花屋さん

花屋さんの向かいには・・・

じょうろの実が生る木?

ハーレムの家並み

フロントガーデンのないお家ですが鉢植えを上手に利用して
ガーデニングを楽しんでいるようです。

特にお花が溢れるように咲いているという訳でもありませんし、
作業台やベンチなどどこにでもあるようなものばかりなのですが、


どうしてこんなに素敵になるのでしょうか?

20.1.12

キャニスターのポット

コーヒーや紅茶を保存するキャニスターが好きで可愛いものを見つけると
ついつい集めてしまいます。
実際にコーヒーや紅茶、砂糖や調味料などを保存するのに使っているのですが
それでも有り余る程のコレクションになってしまっています。(笑)

そんなキャニスターたちはグリーンを入れるポットに利用しています。
この陶器のキャニスターはやはりキッチンに置くのが似合うようです。

ピレア・グラウカ・グレイシー

シュガーバインはシュガーのポットに。

↓このフランスブロカントのキャニスターはとてもお買い得だったので5つ揃えました。
キッチンツール(ターナーやレードルなど)を入れるのに使ってたり
これもグリーンを入れるのによく使います。


シンプルなデザインなので置く場所を選ばずどこに置いても違和感がなく
とても重宝しているキャニスターです。

 

19.1.12

水栽培のムスカリが咲きはじめました。

私にとって冬のガーデニングの楽しみは何といっても球根を育てること。
ムスカリの場合は水栽培でも育ちますが
初めの1ヶ月間程を外で育てることがポイントです。
寒さに当てなければ葉ばかりが成長し、花が咲かないからです。
その後、インドアで育てるとそのまま外で育てている球根より早く成長し、花が咲きます。


水栽培の球根は一度に全部中へ移動させずに
時間を置いてすこしずつ中へ入れています。
そうするとすこしずつだけれど、長く花を楽しめるからです。
第一弾目の花が咲いたので次の分をこれから取り込みます。

ムスカリの花のひとつひとつはふくらんだ袖みたい。
『赤毛のアン』が憧れていたふくらんだ袖のドレスのことを思い出しました。


今年の冬はムスカリの他に、ヒヤシンス、スイセンとアマリリスを育てています。
花が咲いたら紹介しますね。

18.1.12

ベジタブルリース2

去年の秋、キッチン用のリースをつくりました。
そのときの様子はこちら

芽キャベツがドライになった?と思えるほどカラカラに乾いたので
11月末に作り直したのですが、そのときのことは投稿しませんでした。
その時ニンニクやエシャロットは再利用しましたが、今度はエシャロットがドライ化したので
またまた作り直しました。


前回はグリーンにフロントガーデンのヨーロッパイチイを使いましたが
今度は裏庭のアイビーを使いました。
アイビーはぐるぐる巻いただけなので簡単に出来上がりました。
リースのベースが見えてもいいかなと思いちょっとルーズに田舎風に。
って、性格的にきっちり繊細なリースが作れないだけなんですが。(笑)

17.1.12

オランダの冬

この冬は1906年観測以来最も暖冬のオランダ。
積もった雪がカチコチに凍って道がスケートリンク化することも今のところありません。
私のお庭では冬の間咲く花はありません。
(以下の画像は今朝の様子です。)

関東以南の日本ではバラも遅くまで咲いていたり、冬咲きのクレマチスを咲かせたり
何かしら育てることができるのがとても羨ましいです。


でもここでは無理をしない、させないことにしています。
寒さに強いと言われる品種でも駄目になることが多々あります。
冬咲きのクレマチスがこのオランダでも売られているのを一度見たことがあります。
でも「絶対無理よ」と一瞥して通り過ぎました。
それ以降冬咲きクレマチスが売られているのを見たことがありません。
オランダではやはり育たなかったからでしょう。


↑これはもともと目盛りの入ったグラスで雨量の参考にしていました。
でも冬にガラスを取り込むのを忘れてしまってガラスが割れてしまいました。
今はデザートが入っていたガラスの入れ物を代用していますが
これも取り込まないとまた割れそうです。
後ろ側にちらっと写っているブリキのジョーロも
冬に取り込まずに底に穴が開いてしまいました。
だから今はただの飾りになってしまっています。(笑)


インドアで楽しめる球根(ヒヤシンス、ムスカリ、クロッカスやスイセン)を育て、
お庭にやってくる可愛い鳥たちを眺め、
2月には早咲きの球根たちが咲き始めるのだからと自分を励まし、
寒くて暗い冬を乗り越えます。
そうして乗り越えて迎える春は、それはそれは嬉しいものです。

16.1.12

カラスが…

カラスの面白い映像を見つけました。
ご興味のある方はこちらをどうぞ。

http://www.neatorama.com/2012/01/13/sledding-crow/

オランダの垣根事情

うちの垣根の種類について質問を頂いたので地味な話題ですが(笑)
オランダの垣根事情について投稿します。

オランダには家や庭に規制がいくつかあります。
街の景観を重視するからかもしれませんが、例えば個人が好きなように好きな色の家を
建てていいと言うわけではありません。
垣根も同じです。家を建てる時、基本的にその地区の垣根が全て揃うように
同じ種類の垣根が使われます。
また日本のようにコンクリートなどの植物以外の壁でフロントガーデン側を囲うことも
禁止されています。植物の垣根であってもその高さが2メートルを越えてもいけません。


↑これはうちのフロントガーデンの垣根です。
品種はヨーロッパイチイ(学名Taxus boccata)。


常緑で成長が遅いので年1~2度の剪定と手入れが簡単です。
私の家の通りの垣根はすべてこの品種です。
市が決めて植えてくれているものなので剪定も市がしてくれます。
高さ60cmほどに揃えて剪定してくれていますが、私はこの垣根をもうすこし
高くしたいので剪定にやってくると、トップは剪定しないでと頼んでいます。


↑これはお隣さんとのお庭の境目になる垣根です。
品種はヨーロッパブナ(学名Fagus sylvatica)。
ここは公道との境になるわけではないので品種も個人で自由に決めてよいものです。
剪定ももちろん自分たちでします。
ヨーロッパイチイより成長が早いので年に3度ほど剪定しています。
常緑ではありませんが、冬も枯れた葉がずっと残ります。
時速100kmのような風がきつい日があっても葉が全部落ちることがないが面白いです。
新芽が芽吹く頃に枯れた葉が落ち、新旧交代になります。

その他オランダでよく見られる垣根の品種は、
セイヨウツゲ(学名Buxus sempervirens)、コニファー類などです。

13.1.12

Dedemsvaart(デーデムスファールト)の街並み

ミン・ラウス ガーデンはデーデムスファールトという街にあります。
ガーデンのある通りに素敵なお家があったのでおまけで画像を投稿しますね。


↓こちらのお宅の


↓ガレージがとても素敵でした。
お花も綺麗に手入れされてありました。


もう人手に渡ってしまっているのですが、主人の母親方の実家の家を
見せてもらったことがあります。
ちょうど↓このお家のようなお屋敷だったのでびっくりしました…。
裏庭側にはコンサーバトリーもありました。


オランダの家は煉瓦作り。その煉瓦の装飾が素敵なお家が並んでいました。
最近の家はこのように装飾がされなくなって残念に思います。
主人に聞いたところ、色とりどりの煉瓦は高価なものなのだそうです。


↓オランダでは「ベランダ」と呼ばれる屋根付きテラスがフロントガーデン側にあるお家。
かなり珍しいと思います。普通は裏庭側についています。


↓ここはミーンさんのご両親のナーセリー "Moerheim"(ムールヘイム)。
後ろの建物がご実家。

皆さんはどのお家が気に入りましたか?
夢を見、妄想するのはタダです。(笑)

12.1.12

Tuin van Mien Ruys ミーン・ラウス ガーデン


私の住む街から近いところにオランダではとても有名なお庭があります。
恐らく日本の皆さんにはあまり知られていないところです。
私が住む街から近い、つまり田舎(笑)なので。
Tuin van Mien Ruys ミーン・ラウス ガーデンです。
(オランダ政府観光局のウェブサイトではミーン・ライスとなっていますが、
オランダ語ではラウスの発音になります。)

 画像は去年9月末のヴァカンスの時に出かけたときの様子です。

オランダにもPiet Oudolf(ピート・オウドルフ)さんのように
国際的に有名なガーデンデザイナーがいますが、
ピートさんが最初に影響を受けたのはこのミーン・ラウスさんなのです。


ミーン・ラウスさんは1904年生まれ。
ご両親が宿根草のナーセリーを経営され、ガーデンデザインを担当されました。
当時オランダにガーデンデザインの学校がなかったため、ドイツへ留学。
その後イギリスでインターシップを経験され、
(ミーンさんのお父様がガートルード・ジーキルのご友人)
1925年実家のナーセリーにモデルガーデンを作られました。


庭に枕木を使ったのはミーンさんが初めてなので、
「枕木のミーン」と呼ばれたそうです。(日本語にするとちょっと怖い。笑)
オランダでは1970年代枕木を使ったお庭が流行りました。今でも時々見かけます。

25のモデルガーデンがありますが、画像は私が一番好きで
植栽がとても勉強になったモデルガーデンです。


ミーン・ラウスさんがモデルガーデンを作られたとき、選択しなければならなかったこと、
酸性土壌を改良するか、風土にあっているけれども限られた植栽を選ぶか。
後者を選び、環境にあった植物を選んで植えることは
ミーンさんの庭作りの重要なルールとなりました。


ミーンさん(1904-1999)が活動されていた当時、
自然な植栽をするガーデンデザイナーはいなかったと言われています。


今年はこのミーン・ラウスさんの影響を受けたPiet Oudolfさんのプライベートガーデンを
見学に行こうと思っています。
こちらもうちからは1時間以内で行けるところにあり、
田舎に住んでいてラッキーだったかな~。

11.1.12

鉢植えバラの植え替え作業

冬の庭仕事のメインになる鉢植えバラの植え替えをしました。
実は鉢植えのバラが20本もあるので4回に分けて作業しました。
殆どがフロントガーデンの砂利道に置かれているので
煉瓦敷きの駐車スペースまで移動させての作業です。
大きな鉢に植えているので持ち運びが辛く腰が…。(笑)

一番大きな鉢はこれ↓

スタンダード仕立てのアブラハム・ダービー。
大きさの割りに根はそれほど大きくはありませんでした。


底石を全て発泡スチロールを小さく砕いたものに変えて
すこしでも鉢を軽くするよう工夫しました。

そして去年から気になっていた、瀕死のメアリー・マグダレン
やはり根はかなり貧弱でした。
他のバラと比べると一目瞭然。これなら無理ないですね。
(左がメアリー・マグダレン。)

オランダでのバラの剪定は秋に軽く、そして翌年3月にすることになっています。
だからあとは剪定が残っていますが、植え替えが終わってほっと一息つきました。



今年はどんな花を咲かせてくれるでしょうか。
また自然のサプライズ(自分が思っているような花色や咲き方をしないこと)があるのか、
今からワクワクしています。