五、六センチの高さの小さな陶製の花瓶に、庭の花が可愛らしく生けてあった。』
これは、梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』で、おばあちゃんの家に来たばかりの
まいがおばあちゃんの家の台所を描写した一文です。
この一文を読んだときに「こんなのかな?」と想像したのがこの小さな陶製のジャーです。
パティーナの美しいジャー |
これはもともと軟膏などが入っていたジャーで花瓶ではないのですが
なんとなく、まいのおばあちゃんの家にあったのはもとから花瓶だったものではなく
何か他のものに使われたものが花瓶として再利用されていたのではないかと思うのです。
(あくまでも個人的なイメージに過ぎません。)
陶器のジャーといっても古いものはひとつひとつ表情が様々です。
欠けやヒビ、貫入あり、汚れが染み込んでいるもの、
あまり使われずに保管されていて綺麗なもの。
私はどちらかというと、前者の長い年月が経過したもの特有の汚れや味わいのあるものに
惹かれるのですが、人の好みもそれぞれですので、今回はどちらも買い付けてきました。
どちらも陶器の優しい色合いが、お庭に咲く小さな花に似合いそうです。
どちらも陶器の優しい色合いが、お庭に咲く小さな花に似合いそうです。
保管されていて新品同様綺麗な状態のジャー |
この小さくて古い陶製のジャーを「古くて小さくて可愛いもの」のカテゴリーに追加しました。
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小包の重量に余裕がある場合にお付けするサービスです。)
この陶製のジャーの他に、古くて小さなガラスの瓶も追加しました。
このガラスの瓶は丸みを帯びて可愛いフォルムです。
古い瓶特有の小さな気泡が入っていてとても可愛いです。
気泡が入った古いガラスの瓶 |
古くて小さな入れ物に『西の魔女』のように小さな花を飾ってみませんか?