ゲントデザインミュージアムはガイドブックに載っていなかったのですが、
時間は(たっぷり 笑)あったし、3日間ミュージアムパスで入場できるので
行ってみました。
17世紀~の家具のコレクションが18世紀のゲントの裕福な家庭のお屋敷に
展示されていて素敵でした。
ブリュッセルのアール・ヌーボー建築(歴史地区のアール・ヌーヴォー建築群は
世界遺産に指定されている)や、パリ地下鉄の入り口も素敵でした。
この美術館でもアール・ヌーボー、アール・デコの作品がたくさんありました。
アール・ヌーボーは花や植物などの有機的なモチーフや
曲線の組み合わせによる従来の様式に囚われない装飾性や、
鉄やガラスといった当時の新素材の利用などが特徴です。
第一次世界大戦後、装飾を否定する低コストなモダンデザインが普及するようになると
アール・ヌーボーは衰えてゆきますが、アール・デコへと移行しました。
効率性が高く低コストのものはやはり殺風景ですよね。
日本の工芸美術もいつまでも引き継がれていって欲しいです。