18.11.18

Piet Oudolf Private Garden in Autumn ピート・オウドルフ プライベートガーデン 秋編



今年で最後の公開と知って
ピート・オウドルフ プライベートガーデン
へ初めて行ったのが今年の7月。

ピートさんのお庭は
背の高い宿根草が多いので
春より夏の方が絶対良いだろうと信じ(笑)
7月に行きましたが
今でも大正解だったと思っています。
今年の夏はお天気に恵まれましたが
暑さもこれまでにない厳しさだったので
7月初めだったと言えども
普通なら8月に見れる花が咲いていたと思います。
(↑のリンクでそのときの画像が見れます)


10月27日が公開最後の日でした。
更新が遅くなってしまいましたが
10月のピートさんのお庭です。


最後の滑り込みという方が
やはりたくさんいらっしゃって
道路に相当の数の車が
駐車されていてびっくり。
メインガーデンの方はすごく混雑していたので
裏のお庭の方を先に見ることに。


裏庭の方へ入ると
ご本人がいらっしゃいました。



この色合いのアスターにとても惹かれて。






↑写真では素敵さが伝わらないのですが
グラスの間から見えるアスターがすごく素敵で
こういう植え方を試してみたいな。



↑ オランダの学生たち(?)と語るピートさん。
この場所から一緒に聞かせてもらいました。
裏庭の方は試験的に植えられている
植栽になっていて
水をあげる以外は
人の手が一切入っていないのだとか。





そしてメインガーデンへ。


10月のピートさんのお庭は
熟成度が高く(笑)
秋色一色。




↓ 7月のピートさんのお庭





夏も秋もどちらも素敵だなと思いますが
今回訪れた人たちが皆
溜息と共に「綺麗ねぇ」と漏らすのにも
ちょっとした驚きがありました。


この時のピートさんのお庭の花は終盤に入っていて
言わば色とりどりの花が咲き乱れるお庭ではありません。
敢て花がら摘みもされてないお庭。
お手入れされていないのではなく
咲き終わった花の美しさも楽しもうというお庭。


「もののあはれ」、「詫」「寂」の文化がある
日本人の美意識なら
美しいと感じることができるでしょうが
オランダ人を初め世界中の人が
この秋のお庭を美しいと感じれるということが
少し以外だったのです。


ウィキペディアより

「詫」とは、貧粗・不足のなかに
心の充足をみいだそうとする意識。


「寂」とは、閑寂さのなかに
奥深いものや豊かなものが
おのずと感じられる美しさ。


ものの本質が時間の経過とともに
表に現れること。
古いものの内側からにじみ出てくるような、
外装などに関係しない美しさのことだという。



具体的な例で挙げられるのは、
コケの生えた石がある。
誰も動かさない石は、
日本の風土の中では表面にコケが生え、
緑色になる。
日本人はこれを、
石の内部から出てくるものに見立てた。


このように古びた様子に
美を見出す態度であるため、骨董趣味と関連が深い。

意外なところでアンティークと繋がりました。


裏庭を見学していたときは
曇っていたのですが
メインガーデンの方へ来ると
ぱぁ~っとお日さまが出てきました。

秋の柔らかな光を浴びて
光り輝くお庭に変身。






























7月の訪問でも感じましたが
ピートさんのお庭は
「落ち着き・安らぎ」を感じるお庭。
こんなお庭に出逢ったのは初めてです。

オランダにはこのPrivate Garden以外に
ピートさんが手掛けたお庭がいくつかあります。
また機会を見つけて行ってみたいと思います。

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