今日はフランスアンティークの
ファイアースクリーンを紹介します。
フランスでは écran de cheminéeと呼ばれる
暖炉用スクリーンです。
すっきりしたフォルムに
清々しい色合いの布がぱっと目に入り
一目惚れの買い付けです。
何に使うものですか?と販売者さんに尋ねると
春~夏、暖炉を使用しない際に暖炉を隠すための
スクリーンだとのことでした。
また部屋がより美しく見えるよう
部屋の雰囲気に合わせたものが使われたようです。
そう聞いてぱっと思い出しました。
以前パリのニシム・ドゥ・カモンド美術館で
同じようなものを見たことを。
ニシム・ドゥ・カモンド美術館は
パリの銀行家、モイス・ドゥ・カモンド伯爵の個人邸宅です。
伯爵はコンスタンチノープル出身のユダヤ系貴族。
パリが最も美しかったと言われている
ベルエポック時代に建てられた邸宅です。
カモンド伯爵夫婦が住んでいた頃の
調度品がそのまま残っていて
パリの上流階級の生活ぶりが伺えます。
↑の画像 ちょっと見えにくいですが
暖炉の前にスクリーンがあります。
こちらも部屋の雰囲気と同じ色合い。
こちらも部屋の雰囲気と同じ色合い。
今回紹介するスクリーンは
木製の枠部分に彫りが施され
白とブルーでペイントされています。
スクリーン中央も白とブルーを
基調とした愛らしい布が
はりのあるパーテーションに
貼られています。
暖炉用としては勿論、
マントルピースをインテリアに
取り入れている方へも。
お部屋のコーナーの仕切りとして
使われても良いかと思います。
このファイアースクリーンを
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