今日は白磁のカップ&ソーサーの
2客セットを紹介します。
王冠のマークにモノグラム。
貴族の持ち物だった証しです。
窯元が不明なのですが
年代表記(Aug 88)から
オランダ、もしくはイギリス
ではないかと推定します。
透き通るような純白の磁器に
繊細に野の花が手描きで描かれており
大変上品な雰囲気です。
↓ 手前のカップ&ソーサーは
昨日紹介したデザートプレートと同じ
勿忘草なのですが、
奥のカップ&ソーサーの絵柄は
何だと思いますか?
はじめに見たときは
私はツルフジバカマだと思いました。
この紫の花色からそう思ったのですが
葉が全然違いますね。
どうも思いつかないので
野の花図鑑を取り出してきて
調べてみました。
でも見つからない。☺
花ではなく葉に注目したところ
この木質化した茎の感じや葉が
ヒースに似ているな、と思いました。
でもこの花色は
どうしてもヒースじゃない。
私の知らない花かもしれない、と思った時にふと
オランダ人はヒースの花色を「紫色」と
表現することに違和感があったことを
思い出しました。
(青みがかっているとは思いますが
紫ではなくむしろピンクだというのが私の意見。☺)
ヒース!これしかないと思いました。
ベル型の花の形もヒース。
カップの表側やソーサーは紫色なのですが
どういう訳か裏側はヒースの花に近い
色合いだったことも発見。☺
この1888年 王冠とモノグラム
白磁 金彩 手描き 勿忘草とヒース
貴族のカップ&ソーサー 2客セットを
白磁 金彩 手描き 勿忘草とヒース
貴族のカップ&ソーサー 2客セットを
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